長野県民新聞2009年1月

センター試験 県勢は5教科総合で過去最高の15位に

 1月17日、18日に行われた平成21年度大学入試センター試験で県勢は、地理歴史、公民の好結果などから大健闘。5教科総合の順位は全国15位と過去最高位になった。しかしながら、基幹教科である国語、数学、英語は苦戦。中でも、本県教育界の課題となって久しい数学は「数学ⅠA」が34位。理系教科・科目は依然として不振にあえいでいる。

 都道府県別の平均点を公表している3社のうち、本紙がデータを入手した代々木ゼミナールの自己採点結果は表の通り。参加者は全国が約41万人、長野県は8,357人で、ともに全体の9割近くをカバーしている。

 

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来春の公立高校入試 前期2月9日、後期3月10日

 県教委は22日開いた定例会で、平成22年度の公立高校入学者選抜の実施日程を決めた。21年度の日程に準じ、併せて全国中学校スキー・スケート・アイスホッケー大会の開催期間を考慮して決定。前期選抜は2月9日、後期選抜は3月10日に行われる。

 定例会後の記者会見で山口利幸県教育長は前期選抜について「様々な課題は承知しているが、改善を進めながらも、方法を180度転換するという考えは今のところ持ち合わせていない」との認識を示した。

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「外国語活動」の現状と課題

 平成23年度から完全実施される小学5・6年生での「外国語活動」。4月からはその移行期間となる。これまでも「総合的な学習の時間」の中で活動してきた学校は多いが、コミュニケーション能力の素地を養うことを求められるなど、週1回の必修になることで活動の重みは増すことになる。昨年度から拠点校として活動してきた、長野市立城山小学校(堀渕雄校長)と、松本市立開智小学校(原達郎校長)の現状を取材した。

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県下高校卒業生 現役大学進学率は30位

 本県学力低下論議の発端となった県下高校卒業生の現役大学進学率は前年と同じ30位だったことが、文部科学省の「学校基本調査」から明らかになった。一方、大学合格率は依然として全国39位に低迷しており、確実な進路指導が課題になってくる。

 このほか、短大進学率は3年連続の全国1位。専門学校進学率も全国5位にあり、本県高校卒業生の多様な進路、実学志向も明らかになっている。

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小4で18%が携帯電話所持 小学生の28%が「使用の約束ない」

 小学4年生の18.0%、中学3年生の42.7%、高校1年生の98.2%は携帯電話を持つものの、家庭内で使用についての約束を決めている割合は極めて低いことなどが、県教委の行った「携帯電話についてのアンケート」結果から明らかになった。

 県教委の12月定例会で報告を受けた矢崎和広教育委員長は個人的見解とした上で「小中学生に携帯電話は必要ないと思う」「プロジェクトチームを立ち上げ、考え方をまとめる必要性がある」と述べた。全国的にも「ストップ携帯」の動きが活発になる中で、本県でも対応策が練られようとしている。

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高校入試第2回予定数調査 前期選抜志願者が大幅減

 県教委はこのほど、第2回高校入学志願者調査結果を公表した。高校入学志願者に対し、昨年12月22日に前期・後期それぞれについて志望校1校を調査したもの。前期選抜志願者が前年に比べ大きく減少。一方で後期の定時制志願者と、県外高校への志願者が大きく増加しているのが特徴だ。

 高校志願者は2万787人で前年より597人の減。減少率は2.81%。最も志願者が多い公立全日制の後期選抜志願者は1万7249人。前年より553人の減で、減少率は3.11%。一方、前期選抜志願者は1万65人で前年に比べ897人の減。減少率は8.18%と非常に大きくなっている。

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特集① 先進学校の取り組み 小中一貫教育と中高一貫教育

 教育基本法と学校教育法が施行されてから60年。一世代30年とすれば「新制学校」は第三世代に入ったことになる。この間、各種教育機関の接続に関しては様々な課題が生じ、殊に小中接続時における不適応、いわゆる「中1ギャップ」、そして中高接続時における入試の弊害などが指摘されている。

 これらの課題への対応策として現れたのが「小中一貫教育」であり「中高一貫教育」。さらに今日では、この2つの一貫教育においては単なる接続の問題に限らず、直面する今日的な教育課題への対応策も取り入れながらの設置が求められている。

 平成21年の幕開けにあたり、「食育」や「ABC」授業など特色ある小中一貫教育を行う愛知県西尾市立寺津小学校・中学校と、県下進学トップ校ながら進学実績のみに重きを置かず、生徒の興味・関心・意欲を伸ばそうとする中高一貫教育を実践する千葉県立千葉中学校・高校を取材した。

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特集② 待ったなし! 環境教育

 オゾン層の破壊や森林の減少・砂漠化などによる地球の温暖化。このほか大気汚染や、自分たちの身近なところではゴミ問題も深刻な状況にある。大人が子供たちに残さなくてはならない第一は教育であろうが、同時に、住み良い環境作りも大きな使命。教育を通じて子供たちに環境問題を伝えていくのは大切なことだ。環境教育は今後の教育において、キーワードの1つになるだろう。

 環境教育の必要性を県内はもとより全国、そして世界に発信している、信濃町在住のC・W・ニコル氏へのインタビューと、県内小中学校の先進的な取り組みを紹介する。

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魅力満載 長野県の私立学校

 現在、長野県には今春開校予定の学校も含めて、私立学校は大学6校、短大9校、高校20校、中学校6校、小学校3校、幼稚園106園、専修学校57校、各種学校35校の計242校・園ある。そしてここでは4万2,000人近い園児・児童生徒・学生が学んでいる。

 それぞれの学校が独自の建学の精神のもと特色ある教育を行っており、長野県教育に欠くことのできない存在。本県教育界のレベルアップに寄与し、地域の発展にも深く関与しているのが長野県の私立学校と言える。地域の期待のもとさらに大きく羽ばたく、魅力・特色満載の県下の私立学校を、高校、大学、短大、専門学校別に紹介する。

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