長野県民新聞2009年8月

小学生の不登校比率 全国ワースト1

 平成20年度の県下小学校の不登校児童在籍比率が全国で最も高いことが、文部科学省の『学校基本調査』(速報)から明らかになった。不登校になったきっかけは「本人に関わる問題」のほか、「教師との関係をめぐる問題」等の学校生活に起因するものが全国に比べ高く、学校現場での早急な対応が求められる。

 平成20年度の県下小学校における不登校児童は、前年比34人増の632人。全児童に対する在籍比率は同0・03ポイント増の0・50%。小学生の同率は、平成4年に全国ワースト1になったのをはじめ、常に全国一桁の高さにある。

 

続きを読む...

矢崎県教委委員長 「長野県教育の危機」

 本県小学生の不登校児童在籍比率が全国で最も高くなったことを受け矢崎和広県教委委員長は「長野県教育の危機」とし、「教育に携わる全ての関係者が主体的に取り組む必要がある」と訴えた。

 矢崎委員長は「不登校の数だけを減らすために学校に来いという状況になることは危険。一度学校に来れなくなったものの、個別に対応することで登校できるようになった事例もある。市町村教委が主体的に真剣に関わる、また、教師のスキルアップにも努める。教育に携わる全ての者が、本気になりさえすれば必ず減ると考える」などと述べた。

続きを読む...

県下中学生卒業後の進路 県外高校進学者が大幅増

 平成20年度の『学校基本調査』(速報)によると、今春の県下中学卒業生2万1,269人のうち、通信制を除く高校には2万752人が進学。進学率は97・57%だった。このうち、前年より46人多い397人が他県の高校へ進学した。高校進学者のうち1・91%、ほぼ50人に1人は県外の高校へ進学したことになる。

 身近なところで北信越4県の状況を見ると、新潟0・82%、富山1・32%、石川0・74%、福井1・57%。本県の2%近い数値は高いと言え、県下高校の特色づくりが求められる。なお、他県からの県下高校への入学者は159人となっている。

続きを読む...